僕は16歳の時、高校受験時のプレッシャーや家庭環境や学校のストレスで精神病になり、不登校になりました。
ただ不登校でいるのが怖かったのでとりあえずあがこうと思い、精神科(メンタルクリニック)に通院。
医者からは特に病名は告げられませんでしたが、「強迫神経症」だと思います。
食事によって服が汚れるのが怖かったり、
調味料などのビンのふたが開いてないか、
お風呂出た後の電気がちゃんと消えているか、
玄関や家中の窓のカギがちゃんと閉まっているか、、
などが、ハゲそうなくらいに気になってしまい、日常を送るのが苦痛になっていたからこれは強迫神経症で間違いないかと思います。
母に聞くと僕には生まれつきそういった症状があったらしく、中学時代の高校受験時にわかりやすく過剰に出るようになったんだとか。
さらに家庭は両親の離婚でちょこっとぶっ壊れ、学校では浮いた存在扱いされてストレスになり、不登校に。
若くして地獄に墜ちました。
https://hoooolden.blog/entry/2019/01/10/233028
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そんなときに僕に手を差し伸べてくれたのがメンタルクリニックで処方された精神安定剤「ジプレキサ」。
このジプレキサを服用することで
眠れない夜も眠れるように、
鬱々していて落ちた食欲も回復、
他人や自然からの刺激も鈍らせて軽減させる、
など、、RPGゲームで言うところの補助魔法(防御力、回復力アップ)の補正効果を得ることができました。
このジプレキサパワーさえあればこんな紙装甲以下でカス性能な僕でもこの人生という名のハードゲームで生き残れるかもしれない…
と強く安心しました。
だがしかし、この世に完全無欠なものなど存在しない。
オートプロテスやオートリジェネなどFFの強アビリティに匹敵する優秀なジプレキサにも副作用が存在する。
それが以下。
まさにメリットの真逆。
日中くっそ眠い
夜はとってもよく寝れるんです。
が、効き目が強くて日中にも薬効が残り、くっそ眠い状態が続きます。
寝坊は当たり前。
前に付き合っていた彼女には副作用であるこの眠気が原因で「ぼーっとしてんじゃねえよ」って感じでチコちゃんの如くしょっちゅう怒られました。
(まあそもそもお前の話がつまんねーってのも理由としてはあr、、ゴホンゴホン)
とにかく、日中眠くなるという副作用があります!
デブデブデブ
めっちゃ食欲が増加します。
「精神が病むと食欲が落ちる」なんて聞きますが、ジプレキサを服用するとそんなことはなく、普通にご飯が食べられるのですが、、
時に尋常じゃない空腹感に襲われます。
そりゃもうゾンビみたいに。
特に胃腸の都合的に食えない時間帯である夜中は地獄でした。
焼肉、、パスタ、、ピザ、、タコ焼き、、カレー、、ハンバーグ、、
など、やたら高カロリーなものの名前を狂ったように連呼していましたね。
さらに、このジプレキサにはどうやら食欲アップだけでなく栄養吸収力(吸着力?)みたいな副作用があるらしく、ご飯を食ったらしっかりと体内に吸収、蓄積され、さらに落ちにくくなります。
結果、醜いほどに太りました。
53キロくらいだったのが63キロくらいまで一気に上昇。
しかもどんだけ運動しても全然痩せませんでした。
食欲増加、太る、痩せにくい、、恐ろしい副作用、、!
集中力や意欲が低下
外部の刺激を受けにくくなる(鈍感寄りな性格になれる)ので、ちょっとしたことに過剰反応することはなくなるのですが、言い換えれば集中力が意欲が低下したとも取れます。
ジプレキサ服用当時、美容師になるために美容学校に通っていたのですが、そのときに東京の有名店からカットの先生がわざわざ来て教えてくれた時期がありまして。
そんな貴重な授業だけにいろいろ学ぼうと思っていたのですが、、
集中できない、、!
ジプレキサの副作用によって眠気もあり、鈍感状態になってもいたので先生の言ってることが全く頭に入ってこないんです。
せっかくいろいろ学べるチャンスだったのに。。
(まあ今思えば当時は美容業界への憧れがあっただけで美容技術への関心が足りなかったからなのだなと解釈していますが)
とにかくジプレキサは感覚や集中力、関心をも弱めます。
ジプレキサなどの精神安定剤は副作用と付き合い方を知るべき
これが僕の結論です。
16歳から高校を不登校になり、ジプレキサを毎日飲んでいたわけですが、その地獄から立ち直るためにはとても頼もしいアイテムだったと思います。
眠れるし、飲まないよりは前向きに冷静に物事を見れますからね。
逆に立ち直り始めた美容学校時代の僕は「これまでクソ以下だった人生を挽回したい」という勝負・修行の時期だったので
「眠い」とか「ぼーっとする」なんて言ってらんねえええ!
って感じでした。
故にジプレキサの副作用が邪魔で邪魔で仕方なかったんです。
なので
毎日服用しなきゃダメ!
みたいなのは今振り返ってみるとアホだったなと思いました。
ジプレキサ邪魔。
ジプレキサなんかに頼らなくても生きていける…かも!
という気持ちが少しでも芽生えたならいつまでも薬に頼らずに動いてみるのもいいかもしれません。
薬は偉大ですが、副作用のデメリットも忘れないようにしましょう!
、、というお話でした。
ありがとうございました。