ヴィーガン



肉や魚は食わず、革製品は使わない人たち。



すんげえざっくりいうと僕は彼らに対してこんなイメージを持っている。



 



別に僕はヴィーガンアンチでもないし、ヴィーガンになろうと思ったこともない。



こんなライフスタイルの人もいるんだな、いろんな人がいて面白いな。



くらいに思ってる程度。



以前にこんな記事を書きました。



10年間ヴィーガンやってた知人Dが肉を食い始めたら性格が変わっちまった話。 - 泣かぬなら専業主夫やれホトトギス



この記事でもいろいろ書いてますが、まあこれは「知人のDちゃんが狂っている」っていうだけの記事ですのであしからず。



 



そして上記の記事内でも登場する団体「アニマルライツセンター」。



今回はこの「アニマルライツセンター」と僕の考えについて書いてみたいと思います。



 



アニマルライツセンターってなんじゃらほい?




アニマルライツセンターはざっくり言うと



「家畜・動物園やサーカスの動物・毛皮に使われている動物達が人間の身勝手で残酷に扱われているため、我々が企業や畜産農家にテコ入れして動物に尊厳ある扱いをしてもらうよう働きかけます!みんなヴィーガンになるといいですよ!」



という団体さんです。



間違ってたらすんまへん。



このアニマルライツセンターは先日、Twitterで「邪魔だゴッ太郎」というキャラを生み出し、炎上してしまったのですが、それにもめげずに今日も活動されていることと思います。





この牛さんを殴っている作業員が「邪魔だゴッ太郎」です。



この「邪魔だゴッ太郎」くんはクソコラが多く出回っていますが、、これまた皆さんなかなかいいセンスをお持ちですね。



 



批判する方々の意見としては「乳牛は財産。実際こんなことアホなことする奴いない、話盛ってる」みたいな感じです。



うーん、、実際はどうなんでしょうか。



実はアニマルライツセンターに募金してます。




そんなヴィーガン推しの啓蒙活動や「邪魔だゴッ太郎」くんを生み出すなど、動物へ優しい扱いをするよう世間に訴えかけているアニマルライツセンター。



僕は彼らに毎月ちまちまケチケチとですが募金をしています。



なぜ募金しているのかというと



・団体会員の活動が盛んで募金後も手書きのお手紙をくれるなど、レスポンスもきちんとしてくれるから。



・実際、家畜はつらい苦痛の後に絶命し、我々に食べられている。過去に不覚にも「残酷・かわいそう」という感情が湧いて発狂しそうになったことがあった。



・↑子供の頃、映画「ベイブ」を好んで何回も鑑賞してしまったため。





(なんかこう、心に来るんだよなあ。。)



 



豚の生きる理由ってなんだろう…?



とかいろいろ深く考えちまったもんだからだんだん苦しくなり、何か自分でもできないかと考えた結果、ヴィーガンにはなれないけどこういった団体に募金しよう!と思ったのです。



でも肉食は辞めないし革靴も履く。




豚や牛や鶏や魚は殺されて自分の食事の一部となる。



こいつらはこんな目にあうために生まれてきてるのか…?



と考えると悲しくなることさえありました。



人間は残酷だな、と。



 



でもそんな感情にもなりながらも



やっぱお肉っておいしい!



って思っちゃうんですよね。



革靴はいい革だとアホみたいにかっこいいですし。



いろいろな感情でもみくちゃになったりしましたが、これらと決別してヴィーガンになるという選択肢は僕には無かったんです。



僕の体はタンパク質でできているので肉の栄養素は必須なんです。



肉を食べることは人間が現代社会で生きていく上で必要なんです。



そしてディスカバリーチャンネルとの出会いがすべてを肯定してくれた。




ごちゃごちゃ考えていたある時、ディスカバリーチャンネルという日本のTVじゃ真似できないようなキチ〇イじみた演出を息を吐くかのようにやってのけるパフォーマーが多数出演する有料チャンネルの存在を知りました。



このディスカバリーチャンネルの中で特に抜きんでている人物が2名。



元軍隊で冒険家のベア・グリルスとエド・スタフォード。



二人とも番組は違えど、人里離れた秘境の地でサバイバルと称して虫やカエルを生で食ったりするような狂ったパフォーマンスを見せてくれる。



しかしベアもエドも伝えてくる話のベースは「過酷な状況でも生き残ることが大切」ということ。



そして自然界は弱肉強食。食物連鎖の頂点に近づかないと自分の生命が危うくなる。



そこで僕は思った。



 



生きるためには、食べることだ。



 



と。



しかもベアもエドも仕留めた動物を食べるだけでなく、毛皮や内臓を有効活用していたりもする。



 



彼らの



「動物を殺して食べることへのためらいの無さとその理由」



「その動物の骨まで無駄なく有効活用しようとする姿勢」



を見ていたら「動物を殺して命を奪っていることはかわいそうだ、、でも革靴カコヨス焼き肉ウマー」と日々葛藤している僕の中で何かが大きくぶっ壊れました。



 



「ありがとう、いただきます」を忘れない




もはや結論はこれです。



豚さんや牛さんや鶏さんや魚さんが僕の生きる力になってくれる。



だから



 



ありがとう



いただきます





なんですよ。



 



感謝の気持ちをもってお肉をいただき、感謝の気持ちをもって革靴(私物も売り物も)を大切に扱っていこう。



と。



最近までこうして「人と動物と食」について真剣に向き合い、ようやく答えが出せたような気がします。



 



ありがとう、アニマルライツセンター、ディスカバリーチャンネル



 



ヴィーガンでいるもよし、普通に肉食うのもよし、週一だけヴィーガンやってみるもよし。



 



なんでもありなんです。



否定し合ったり論争する必要なし!



ただ目の前の食べ物に感謝しておいしくいただくことが一番だと思います。



あと食材はきちんとおいしく調理することね。



それが命をくれる者へのせめてもの気持ちってもんじゃないでしょうかね。



 



ちなみに僕が一番クソだと思うのは「まだ食べられる」食品をなんのためらいもなく捨てる奴だと思います。



ある時、地元の大きなお祭りである「松本ぼんぼん」の片づけでゴミと一緒に冷凍の鶏肉とかが捨てられているのを見てしまい、お祭りの業者ってクソだなって思いました。



んでその瞬間、お祭りが一気に嫌いになったのを覚えています。



ほんの余談でしたが。。



 



僕はひねくれ者なのできれいごとは嫌いなんですが、



「いただきます」



今後ともこれだけは大事にしていきます。