僕はいつもこうしてブログを書いていますが、その傍らではフリーで靴屋もやっています。



商品の靴は入荷した段階では新品であってもスレあとがあったり色あせがあったりするものもあります。



なので毎回魂を込めてきれいに手入れしてから出品するという手間をかけて売っています。



 



どんなにボロボロの靴でもきちんと手入れすれば確実にきれいになるもんです。



ボロボロの靴も手入れすれば復活?家にあったボロボロワークブーツで実践してみたでござる - 泣かぬなら専業主夫やれホトトギス



 



今回は個人でネット靴屋をやっている僕がいつもやっている靴の手入れのやり方を書いていきます。



靴をきれいにするメリットとは?




簡単。



 



女子にモテるためです。



 



女子はだいたい清潔感重視ですからね。



 



まあたまにEXILEになりそこなった汚ねえ金髪穴あきジーパン野郎と歩いてる女の子もいますが、、



女ってわからん。



 



まあでも清潔感は異性モテだけでなく対人全般において有利になります。



 



靴が汚いとそれだけで人として減点されることもありますので気を抜かない方がいいでしょう。



 



それにきれいな靴を履くだけで気分も明るく変わります。



気分が明るくなればそれだけイイことが起こりやすくなります。



 



靴をきれいに手入れして履くだけで正のスパイラルが発生しやすくなるわけです。



まとめると



・清潔感がアップして異性にモテる。



・清潔感がアップして対人での印象アップ。



・きれいな靴を履くと気分が上がる。



・気分が上がるとイイことが起こりやすくなる。



・イイことが起こるともっとイイことが起こりやすくなる。ループ。



 



ね、いいでしょ。



んなことあるわけねーだろボケ



って人、気持ちはわかりますがもっと単純に捉えてくださいねー。



まずは靴のお手入れ道具を準備!!




靴を手入れするには専用の道具が必要になってきます。



専用といっても僕はそこまで靴磨きガチ勢でもないので、こんな感じでけっこう適当かつ簡単に用意できるものを使っています。





右から、



・最初に使うほこり取り用のブラシ



・汚れ落としクリーナー(リキッドタイプ)



・靴クリーム(茶色。今回は茶系のブーツを磨くので)



・靴クリームを塗るペネトレイトブラシ



ペネトレイトブラシで塗り込んだ靴クリームを均等に広げていきつつ浸透させ、かつ余分なクリームを取り除くブラシ(長ぇな。。笑)



・汚れ取りから仕上げまで使える布(今回はいらない手ぬぐいを使用)



 



以上が我が靴磨き道具チームです。



場合によっては紙やすりやベンジン、工具のノミも使ったりしますが、今回はお手入れだけなのでこれらで十分です。






ちなみに僕はワックスでの鏡面磨きがクッソ下手なのでやりません。



もうね、何回やっても駄目だったんすよ。鏡面磨き。



なので「僕の日常でやることリスト」から完全に消去しました。



 




出典:NEVERまとめ




 



今回お手入れする靴は…?




早速お手入れを開始したいと思いますが、その前に今回のモデルさんをご紹介。





あ、ちょっとボヤけちまった。



 



フランスの山岳警備隊ブーツ、「ガリビエール」さんです。



クラシックなデザインと雰囲気がたまりません。特に履き心地は最高クラスでした。



革もいい革を使っており、古いのにピチピチしてます。



アメリカのダナー、フランスのガリビエールとも言われるくらいだったとか。



現在は廃盤となり、パラブーツのアヴォリアーズというモデルで入れ替わりリリースされています。



ずっとパラブーツのアヴォリアーズが欲しかったのですが、なにせ値段が5~6万もしやがるクソ高い靴です。簡単にゃ買えません。



なので初代アヴォリアーズのこのガリビエールさんを古着で安く買いました。



 



それじゃ、ガリビエールさんをお手入れしていくぞ




とまあ余談はこの辺にしといて、





先日屋根で作業したときに履いたため、結構スレや色落ちがあります。



スレあとや色落ちを放置しておくとこう、なんだかくたびれた印象を与えがちになります。



なので汚れを落としつつ、色と栄養とを入れてイケメン靴に復活させます。



まずはシューレースをはぎ取りましょう。






 



手入れの邪魔になります。外したシューレースは洗濯したりブラッシングしたりして汚れを落とすとスッキリします。僕はたまに風呂で手洗いしてます。



 



ほこり取りブラシで靴全体のほこりを落としていきます。




シューレースをはぎ取ったら





 



ほこり取りブラシで靴とソールの境目(コバ)も忘れずにゴシゴシ(優しく)しましょう。



ほこり取りブラシはお馬さんの毛のものを使うといいです。



柔らかくてほこり取りのブラッシングに最適です。



 



ほこりは革の乾燥や劣化の原因になることがありますのでしっかりと落とします。



 



汚れ落としクリーナーで汚れを優しくイヤらしく拭き取る




そしたら







汚れ落としクリーナーを布に取り、靴の各所にちょんちょんって付けて全体を優しくイヤらしく拭き上げます。



拭くのに力を入れると革が痛むので注意です。



クリーナーはリキッド(液体)タイプが使いやすいです。



クリームタイプもありますが個人的にはクッソ使いづらかったです。



 



拭くのはソールの側面も忘れずに。



靴クリームをぶち込む




靴がクリーナーによってイヤらしくきれいになったら次は靴クリームをぶち込んで靴クリーム責めをくらわせます。





ペネトレイトブラシに豆粒くらいの靴クリームを取ります。



 



靴クリームは手入れする靴の色に合わせて選んでください。



色選びがめんどい場合は無色(ニュートラル)でもいいです。



補色はできませんが保湿と栄養補給くらいならばっちりできます。





ってことで靴クリームを塗っていきます。



まず靴にちょんちょんと付けます。



そしたらそのちょん付けしたクリームを広げるようにしながらシャカシャカ塗り込んでいきます。



全体的にささっと塗ります。



 



手早く・優しく・イヤらしく



これを意識しましょう。



 



両足塗り終わったら5分ほど放置プレイします。



塗った靴クリームが乾いて靴に浸透していくのです。



 



まあ塗った段階でもちゃんと浸透はしていくので、急いでいる場合は放置プレイ省略しちゃってもいいです。





そしたら



ペネトレイトブラシで塗り込んだ靴クリームを均等に広げていきつつ浸透させ、かつ余分なクリームを取り除くブラシ(長ぇな。。笑)



を使います。



このブラシの推奨素材は豚さんの毛です。



 



これで全体をシャカシャカしていきます。



こうすることで靴へのクリーム浸透を手助けし、よりまんべんなく全体的にクリームがいきわたり、余分なクリームを取り除いてくれます。



 



革質にもよりますが、ここで靴が光りだします。



 



靴がこれら手入れ過程によって一番喜んでいる瞬間です。



靴が喜ぶのをイメージしながらやりましょう。



 



僕は靴が光りだすこの瞬間が好きなので、ここは一番魂を込めて取り組んでいます。



仕上げに布で軽くササっと拭き取り、放置プレイ




最後に布で優しくさらに余分なクリームを拭き取ります。



ベタベタした状態で放置するとほこりがくっついたりしますからね。



 



全体を軽く拭き取ったら乾かすため、放置プレイ。



休ませてあげます。



シューズキーパーもあるとなおよい




作業全般において、最初にシューズキーパーを靴内部にぶっこんでおくと作業がスムーズかつシワが伸びてクリームが入りやすくなります。



最後の放置タイムにも入れっぱなしにしとくといいでしょう。



また、履いたその日のうちにシューズキーパーを入れる習慣をつけておくと靴がきれいなまま長持ちします。寿命延命です。



大切な革靴のために・・・シューズキーパーを入れるメリット!とちょっとした注意点。。 - 泣かぬなら専業主夫やれホトトギス





こんな感じにね。



木製が断然おすすめ。



一個は持ってて損はないです。






 



お手入れ完了!




ってことでお手入れが完了しました!







スレて色あせていた部分も靴クリームの補色効果によってきれいに色が入り、いい感じに輝いています。





側面はこんな感じ。



見事に色あせたスレあとは消えてなくなりました。



キレイじゃねえかい。



 





シューレースを通すとこんな感じに。



シューズキーパーも入ってます。



 



見違える美しさ。



 



まぢイケメン。



マヂ惚れたわぁ。



↑嫌いな女子のSNSアカウントで使われていた表現技法を用いて書いてみました、まぢ。



 



ってことで、以上になります。



僕のお手入れのやり方はざっくりでところどころ抜けていますが、これで十分きれいになります。



靴が喜んでいるのもわかります。



ほんとだよ。



あしだまなだよ。



 



 



あなたの相棒の靴。



ぜひとも魂を込めて手入れし、末永く大切にしていってほしいと思います。